動注治療について

動注治療とは？

ヘバーデン結節やCM関節症などの変形性疾患、テニス肘や足底腱膜炎などの腱付着部炎では、
慢性炎症に伴う病的新生血管（モヤモヤ血管）が存在することが知られています。

動注治療は、動脈に薬液を投与することでモヤモヤ血管の血流を抑え、炎症を改善し、
痛みを緩和する治療法です。

対象疾患

手の痛み

• ヘバーデン結節
• CM関節症
• 腱鞘炎

肘の痛み

• テニス肘
  （上腕骨外側上顆炎）
• ゴルフ肘
  （上腕骨内側上顆炎）

足の痛み

• 足底腱膜炎
• アキレス腱炎
• 外反母趾

診断

1. 01痛み止めの注射を行った後、超音波で確認しながら細い針を動脈に挿入し、薬液を注入します。
2. 02出血予防のため約5分間の圧迫を行います。治療時間は全体で10分程度です。
3. 03治療当日からシャワーや入浴は通常通り可能です。

動注治療の効果

ヘバーデン結節や足底腱膜炎の治療において、治療前の痛みと比較し、「痛みが半分になった」と回答された方は約70％、何らかの効果を実感された方は約90％に達します。骨や腱などの変性を治すことはできないため、痛みが完全になくなることは少なく、主に強い痛みを和らげることを目的とした治療です。

症状の改善は治療直後ではなく、3〜4週間後から見られる場合が多く、経過によっては数回治療を受けていただくこともあります。ステロイド注射とは異なり、複数回の治療が可能である点も大きなメリットの一つです。

副作用

一時的な皮膚の色調変化、内出血、薬剤アレルギーの可能性があります。

費用

ライセンス契約

当院はオクノクリニックとライセンス契約を結び動注治療を行なっております。